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春の盾は波乱の予感。「第135回天皇賞・春」は29日ゲートイン。今年、すでに万馬券26本を的中させている浜田公人記者は本命に上がり馬ダークメッセージを指名した。昨年末から急激に力をつけた4歳の素質馬。前々日売りで8番人気の低評価を覆す激走で高配当を運ぶ。馬券は全国の競馬場、ウインズで、28日も前日発売される。

 ◎ダークメッセージの名前を初めて聞いたのは昨秋の栗東トレセンで佐々木晶師を取材した際のこと。「かなりの素質を秘めた馬なんだ。本格化はまだ先だけど、来年の秋には大きい舞台に立てるはず」。期待通りに年末の500万条件を7馬身差で圧勝。だが、年明け初戦、いきなりG2日経新春杯に出走してきた時は正直、無謀だと思った。

 結果は首+頭差の3着。師の言葉を額面通りに受け取った記者は無印だったが、師自身には芝の長丁場でやれるという確信があったに違いない。500万条件を勝ったばかりでのG2好走は並大抵のことではない。師の想像より馬の成長スピードが上回っていただけのこと。フロックではないことは、その後の3戦3連対が証明している。

 天皇賞はG1の中でも最高峰のレース。だが、今年は出走表だけを見ればG2?と思うメンバーだ。こんな時は格下馬でも勢いさえあれば十分勝負になる。今の京都の芝は前に行った馬が止まらない。開幕週の先週は逃げ、先行馬の天下だった。前の馬に楽に4角を回られては勝ち目はない。必然的に後続の仕掛けも早くなる。3角手前の下り坂で勢いがつくことも重なり、レース終盤は激しい消耗戦が予想される。そうなれば差し馬の出番。3F33秒台の剛脚を秘めるメッセージがポテンシャルをフルに発揮できる展開だ。2走前にはレコード勝ちを飾っており、高速決着は大歓迎。

 思い出すのは昨年の菊花賞。今と同じような馬場状態で逃げたアドマイヤメインをつかまえにいった先行勢は崩れ、勝ったのは後方待機で脚をタメていたソングオブウインドだった。

 全17戦中9戦の手綱を取り、馬の特徴を手の内に入れている佐藤哲が戻ってきたのも心強い。正月競馬で落馬し、左肩甲骨を骨折。戦列を離脱していたが、先週から復帰して大舞台に間に合った。G1で何度も人気薄を好走に導いてきた仕事人。あのディープインパクト陣営が「他の騎手が嫌がる乗り方をする。敵に回したくない」と恐れていたほどだ。佐々木晶師&佐藤哲と言えば、タップダンスシチーでG12勝の名コンビ。深い信頼で結ばれた熱いメッセージが、ゴール前で必ず届く。(浜田 公人)

 【3連単こう買う】◎は3着でも高配当が見込める。馬券はマルチ作戦で2頭軸の相手にメイショウサムソンを指名する。昨秋の菊花賞を見る限り距離適性に疑問符を残すが、2冠馬としてぶざまな競馬はできないメンバー構成。休み明けの大阪杯を順当に勝ってきた点を素直に評価する。以下、充実著しいアドマイヤタイトル、菊花賞馬デルタブルース、コース得意ファストタテヤマに、安藤勝騎乗アイポッパー、調教抜群トウショウナイトに印を回す。(13)(6)2頭軸マルチで(2)(5)(8)(10)(15)30点。
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DATE: CATEGORY:日記
トウショウナイトが3年越しの悲願を成就する。前回の天皇賞・春(05年)は、勝ったスズカマンボの4着。3歳時から4歳時にかけて一気にオープンまで上り詰め、勢いに任せて挑んだ一戦だった。当時とは競走馬としての完成度が違う。同じ年の夏、放牧先でのアクシデントにより亀甲部を骨折。長らくスランプに悩まされたが、その間に調教、レース、調教と繰り返されることにより着実にパワーアップした。前走の日経賞ではネヴァブションに後れを取ったが、2キロの重量差を考えれば悲観するにあたらない。むしろ、0秒1差にまで迫ったレースに充実ぶりがうかがえるといっていいだろう。
 仕上がりも万全だ。25日の最終追い切りは単走で長めからスタートしたが、全身バネといった力強い動きでほれぼれする内容。ゴールを過ぎてからも、あん上の武士沢騎手は手綱を緩めることなく向正面まで速めのキャンターで走り抜けた。日経賞出走時、馬体重は京都記念よりプラス2キロ。若干の誤算だったろうが、中間の意欲的な乗り込みで馬体はすっきり絞れた。西下前の27日の動きも気合乗りは満点で、気配の良さは特筆ものだ。
 距離は長くなればなるほど力を発揮するタイプだけに、延長は有利。今回は早めのスパートから粘り込む戦法で活路を開く。直線が平たんな京都コースなら後続に簡単にはつかまらないはず。古馬チャンピオンの座を勝ち取る。
DATE: CATEGORY:G1
天皇賞・春(G1、芝3200メートル、29日=京都競馬場)は強いインパクト世代の一発がある。今年行われた古馬重賞29レースで、ディープインパクトと同じ5歳世代は15勝を挙げている。3000メートル専門のトウカイトリック(牡、栗東・松元省)が筆頭格。単騎逃げ可能なユメノシルシ(牡、大久保洋)、上がり馬アドマイヤタイトル(牡、河野)を含めた3本の矢が戦国盾を射抜けば、万馬券への夢が広がる。
 ディープインパクトが引退して4カ月が過ぎた。史上最強馬が抜けた長距離戦線は、群雄割拠の戦国時代に突入した。天下をめぐる争いは一長一短の16騎。波乱の色が濃い。
 クラシックでこてんぱんに打ちのめされた現5歳世代が頑張っている。今年行われた29重賞中(阪急杯は1着同着)、半数の15勝をマーク。4歳世代の5勝、6歳世代の3勝、7歳世代の4勝を大きく上回る。トウカイトリックもその1頭だ。
 ディープインパクトとの対戦成績は3戦3敗。最も善戦した昨年の阪神大賞典ではハイペースの逃げを打った。必死の抵抗むなしく軽々とかわされて3馬身半差の2着に終わったが、怪物に胸を借りた経験が馬を強くした。春の大一番を意識したローテーションが組まれ、最近4戦すべて3000メートル級に出走。2月のダイヤモンドSで重賞初制覇を飾り、残る3戦も2、2、3着と安定してきた。なまずるい性格だから、ゆっくり走れる長距離が合っている。前走の阪神大賞典(芝3000メートル)で初めてコンビを組んだ池添謙一騎手(27)が「もう少し距離があれば…」と頭+首差の3着を悔やんでいたほどだから、今回の3200メートルはベストに近い。
 長距離戦でジョッキーが最も気を使うのは折り合い。乗り手の意志に反して馬が必要以上にスピードを出してしまうと、スタミナがもたない。車に例えればアクセルとブレーキを一緒に踏む状態で、不必要に燃料を消費する。その点、トウカイトリックが暴走する危険はゼロに近い。「おっつけてゲートを出しても、引っ掛かる馬じゃない。乗りやすいですね」。操縦のしやすい馬は、騎手に安心感を与えるものだ。掛かる馬と掛からない馬。この違いは大きい。
 「抜けた馬はいない。追い切りの反応も良かったし、前走と比べてもいい状態」。池添はG17勝のうち4勝を5番人気以下で挙げている。大一番であっと言わせてきた勝負強いあん上を味方に、生粋のステイヤーが混戦を断つ。
DATE: CATEGORY:G1
天皇賞:追い切り
 エリモエクスパイアは福永騎手が騎乗して追い切られた。Cウッドコースを単走で気分良く駆け抜けた。折り合いも付き、最後の1ハロンであん上が気合を付けると、スッと伸びて6ハロン82秒6、しまい11秒9をマーク。乗り難しいタイプで、2週前からレース以外の日はほぼ毎日調教に騎乗してコミュニケーションを図っている。そのかいあって呼吸はピッタリだった。福永は「いい追い切りだった。乗った中で今日が1番折り合いがついた。馬がもう分かっていて余計なことをしなくなった」と好感触。大外16番枠が当たったが、人馬一体となった今、落ち着いて走れば一発があっていい。
DATE: CATEGORY:日記
 Cウッドチップコースでエリモエクスパイアが追い出された瞬間だ。力強くチップを高く蹴り上げ、大きな完歩で前進する。6ハロンは82秒6でも、コースを2周しながら、ラスト1ハロンは11秒9と弾けた。

 レースは初騎乗だが、早い時期から調教で感触を確かめてきた福永との呼吸も合っている。「今までで、いちばん折り合いが付いていたし、いいフォームでラストも12秒を切った。何も言うことはない」

 乗り替わりのマイナスをできるだけ防ぐことが、中間の大きな課題だった。前走の日経賞(10着)のように、初騎乗の騎手とは呼吸が合わない。過去にテン乗りだったケースは4回あったが、うち3回は大敗している。「人をなめているので、初めてでは難しい」(藤田助手)ため、天皇賞へ向けての調教は、ジョッキーに委ねてきた。

 密にコミュニケーションをとってきた効果はあったようだ。「何をしたら怒られるか、ほめらるかが分かってきたようだ。余計なことをせず、人を信頼するようになった」ユーイチ(福永)はパートナーとの“折り合い”に手応え十分の様子だ。

 2走前のダイヤモンドSでは、トウカイトリックに首差の2着と力量の高さを示した。「その馬が、阪神大賞典(3着)で差のない競馬。乗り方ひとつだと思うし、長距離の適性はある」とユーイチ。主役不在の盾で波乱を起こす準備は完了した。
DATE: CATEGORY:G1
春の古馬(4歳以上)日本一を決める第135回GI天皇賞(春)(4月29日、京都競馬場)に向けての最終追い切りが25日、滋賀県栗東トレーニングセンターで行われ、重賞2連勝中の古豪アイポッパー(牡7=清水出厩舎)がDWコース単走追い切りで、切れ味十分のフットワークをアピールした。

 競走馬としてはベテラン中のベテランの域に入る7歳にして、ますます盛ん。GIIステイヤーズステークス、前哨戦のGII阪神大賞典を連勝と目下絶好調のアイポッパーは、DWコース単走で最終追い切りを行った。
 前半はゆったり入って、3、4コーナーにかけて徐々にシフトアップ。ゴール前をいっぱいに追われると、ラスト1F12秒0を弾き出した。独特の大きなフットワークをこの日も目いっぱいに使い、スピード感、切れ味ともに申し分なし。騎乗した土屋均調教助手も「いい状態で出走できそうですね」と、状態の良さに太鼓判を押している。

 一方、アイポッパーと今回コンビを組むことになったのは、香港遠征の武豊(国際GIクイーンエリザベス2世カップにアドマイヤムーンで挑戦)に代わって、今年すでにGI2勝と絶好調の安藤勝己だ。安藤勝はもともと現役トップクラスの実力を持つドリームパスポートに騎乗予定だったが、同馬が骨折で戦線離脱。そこへ、アイポッパーへの騎乗以来が舞い込んできた。
 「素直でマジメな馬。操作しやすい馬ですね」と、アイポッパーの印象を語るアンカツ。過去3度レースで騎乗し、先週の1週前追い切りでも感触を確かめているとあって乗り替わりに対する不安はない。また、思わぬ形で再度有力馬の手綱が巡ってきた形だけに、安藤勝自身2度目となる天皇賞(春)制覇へ意欲十分だ。
 「去年の阪神大賞典(6着)で乗った時は、追い切りでも『こんなもんでいいのかな』と思っていたし、力を出していなかったと思う。今回は抜けた馬もいないし、うまく立ち回った馬が勝つんじゃないかな。無理せずにうまく流れに乗れればチャンスがあると思いますよ。こういう形でこの馬に騎乗するとは思っていなかったし、少しでも結果を出せればと思っています」
 絶好調男コンビのアンカツ&アイポッパーが、混戦の天皇賞に断を下すか。そして、アイポッパーは3度目の正直(05年3着、06年4着)で春の盾奪取なるか。
DATE: CATEGORY:未分類
29日に香港・シャティン競馬場で行われるクイーンエリザベス2世C(香G1・芝2000m)に出走するアドマイヤムーン(牡4、栗東・松田博資厩舎)の、25日の調教状況、関係者コメントがJRAより発表された。

【調教状況】
角馬場→ダートコース

【関係者の話】
(松田博資調教師)
「本日の調教も順調に行うことができました。明日はダートコースで追い切りを行います」

 また、現地時間26日12時(日本時間13時)よりクイーンエリザベス2世Cとチャンピオンズマイル(香G1)の枠順抽選会が行われる
DATE: CATEGORY:G1
第135回GI天皇賞(春)(4月29日、京都競馬場)へ向けての最終追い切りが25日、滋賀県栗東トレーニングセンターで行われ、出走各馬が春の盾奪取へ気合十分の動きを披露。その中でも、昨年の3歳牡馬クラシック二冠馬のメイショウサムソン(牡4=高橋成厩舎)がDWコース6F76秒7の猛時計で“ポスト・ディープインパクト”を猛アピールした。

 主役不在とは言わせない。昨年のGI皐月賞、GI日本ダービーを制し最優秀3歳牡馬に選ばれたメイショウサムソンが、伝統の一戦である天皇賞(春)制覇に燃えに燃えている。
 最終追い切りはDWコース。準オープンの5歳馬メイショウディオがなんと10馬身近くも先行する形となったのだが、二冠馬はスタートから抜群の行きっぷりでハイラップを刻んでいくと、その差が見る見る縮まり、直線では馬体がぴったり平行。さすがに、そこから突き放すことはできなかったものの、最後までバテることなく鞍上の石橋守がビッシリと追い切った。ほぼ同入で時計は6F76秒7、ラスト1F12秒3。時計はもちろん、動きも二重丸の合格点。感触を確かめた石橋守が胸をはって答えた。
 「休み明けを使ってから順調に来ていますね。今週は思ったより速い時計になって、先週よりかなり追いかける形になったけど、追い出してからの反応は良かったです」
 一方、今年2月いっぱいで定年引退を迎えた瀬戸口勉元調教師からメイショウサムソンを引き継いだ高橋成忠調教師も、「これだけ目いっぱいにやれたんだから、状態がいいということでしょう。いい感じでここまで来られたし、ジョッキーに自信を持って乗ってもらえるような出来に仕上がったと思います」と満足の表情を浮かべている。

 ダービーを勝って二冠馬となった後の昨秋以降は、史上7頭目の三冠制覇に失敗したGI菊花賞をはじめ、結果を残せず未勝利で終わってしまったメイショウサムソン。しかし、GI有馬記念5着以来、約4カ月ぶりの出走となった今年4月1日のGII大阪杯では復活の雄たけびを挙げる快勝を飾った。
 「休み明けだったので折り合いを心配していたんですけど、しっかり折り合うことができて、いいレースだった」と石橋守。「有馬記念後に放牧に出されたことで、精神的にすごくリフレッシュされている」とも語っているように、ちょうど1年前の春に大ブレークしたころの強いメイショウサムソンに戻っているようだ。皐月賞、ダービーを連勝した輝きを取り戻していれば、同期の菊花賞馬ソングオブウインドやライバルのドリームパスポートが不在のこのメンバーなら実績は一枚も二枚も上。ディープインパクトが去った後の主役はオレたちしかいない、と言わんばかりに石橋守は気合の意気込みを語った。
 「古馬の風格が出ているというか、本当にいい感じで来ていますね。この馬は僕に初めてGIを勝たせてくれた馬だし、いいレースをして恩返しをしたいと思っています。ダービー馬に恥じないレースをしたいですね」

 二冠馬の誇りにかけても、ここは他馬を力でねじ伏せたい。日本一の称号である伝統の一戦を制し、メイショウサムソンが“ポスト・ディープ”として名乗りを挙げるか。
DATE: CATEGORY:日記
メイショウサムソンの主戦・石橋守騎手(40)は、大阪杯での復活Vを「自分自身としても価値ある勝利だった」と胸を張る。昨年5月のダービー以来の美酒。59キロを背負って、57キロのシャドウゲイトを退けた。着差は1/2馬身とわずかだったが「いつもより後ろの位置取りだったし、前も楽なペース。完勝だった」と振り返る。今にして思えば、去年の秋は追い出しての反応が鈍かった面があった。大阪杯は3角すぎから動いて相手を競り落とす、サムソン本来の型。2冠を制した自信を取り戻した一戦だった。
 石橋守が強調するのが精神面の成長だ。「もともとがどっしりとしていてイライラするタイプではないが、放牧に出したことで精神的にリフレッシュできた」。高橋成師がこだわった牧場での休養が、はっきりとした形になった。大阪杯から始動した効果はてきめんだ。
 3冠を狙った菊花賞で4着に敗れた。マラソンレースへの適性を疑問視する声もあるが、石橋守は「あの日は時計が速過ぎた。サムソンの時計でも、従来のレコードに近いもの」という。3200メートルに何ら不安なし。パートナーへの信頼は揺るぎない
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メイショウサムソンは全休日とあって馬房で静養。カイバを平らげる姿を頼もしげに見守る中田厩務員は「モリモリ食べているでしょ?前走後は1週間で体が戻った。しっかり食べるから回復も早い。しっかり稽古をやって、いい筋肉もついている。距離?この馬のことを一番よく分かっている騎手に任せるだけ」と石橋守に全権委任する。
DATE: CATEGORY:日記
 「天皇賞・G1」(29日・京都)、騎手&調教師で500勝達成。史上3人目の勲章を手にしたばかりの高橋成忠調教師が、トレーナーとして初のG1奪取を誓い、春の盾に挑む。昨年の2冠馬メイショウサムソンは、瀬戸口勉元調教師の定年引退に伴い、預かることになった。転きゅう後、初めてのレースだった前走の大阪杯を制した。名馬を預かることになったプレッシャーや、預かって初めて分かったサムソンの強さなどを聞いた。
 月曜朝、高橋成きゅう舎には、がむしゃらにカイバおけに顔を突っ込む2冠馬メイショウサムソンの姿があった。「よく食べるし、テンションも上がっていない。状態は悪くないよ」と中田きゅう務員。ここまでは順調にきているようだ。
 今季初戦、そして転きゅう初戦となった大阪杯を快勝。突然舞い込んできた2冠馬を任され、相当なプレッシャーと闘った。「内容うんぬんよりも、勝ててホッとしたよ」と本音がこぼれたが、あの一戦でベテランきゅう務員と2冠馬サムソンとの距離は急速に縮まった。「久々だから引っ掛かると思っていたが、しっかりと折り合っていたね。馬自身が成長しているんだと思う」。盾制覇へ向けて、確かな手応えをつかんだ。
 人馬ともに自信をつけて本番に挑む。「初めは癖が分からなかったが、扱いやすい馬だよ。いつでも平常心って感じかな」。前哨戦をひと叩きしたことで「しっかりしてきた。きちっと食べて馬体が締まってきたのがいいね」。すべての面において前進はあっても後退はない。
DATE: CATEGORY:G1
メイショウサムソンは全休日とあって馬房で静養。カイバを平らげる姿を頼もしげに見守る中田厩務員は「モリモリ食べているでしょ?前走後は1週間で体が戻った。しっかり食べるから回復も早い。しっかり稽古をやって、いい筋肉もついている。距離?この馬のことを一番よく分かっている騎手に任せるだけ」と石橋守に全権委任する。
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またしても史上最速&最年少で節目V-。武豊騎手(38)=栗東・フリー=が21日の京都7Rでニルヴァーナに騎乗して逃げ切り、JRA通算2900勝を達成した。岡部幸雄元騎手(2943勝)に次いで史上2人目。87年3月のデビューから20年2カ月での大台到達は、岡部元騎手の37年3カ月を大幅に上回っている。
 7日の中山12Rを勝ってから、区切りの1勝を挙げるまでに2週間の足踏み。ユタカらしからぬ“生みの苦しみ”を味わった。「リーチがかかってから足踏みしていたので、達成できて良かった」と、ホッとしたように喜びをかみしめた。
 07年の騎乗は1月20日から。昨年12月6日に香港・ハッピーヴァレー競馬場で騎乗停止処分を受けたことが響いた。「今年はスタートで出遅れた。例年に比べるとペースが遅かった」と楽な道のりではなかった。
 これで岡部元騎手の持つJRA最多勝記録の更新、そして年内の3000勝到達も見えてきた。「これからペースアップしていきたい」と、喜び以上の気持ちで意気込みを語ったユタカ。天才が大記録へ向けてさらに加速する。

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